ボム君.com

うどんのStackブログ

Ethereumとそのエコシステムについて学びましょう!

新たな独自トークンの発行と独自経済圏とコモディディ

久しぶりの投稿となりましたが、よくICOするプロジェクトで議題に上がる「ETHで作ればいいじゃないか」ということに対して考えをまとめていきたいと思います。ちょくちょくTwitterで話題に挙がったりと議論の対象になったりするトピックですので考えてみたいと思います

Part 1 証券トークン(セキュリティートークン)

これはもうほとんど異論はないと思います。株券などをトークンとして表現して発行しようとするものです。過去には今は亡きDAO(The DAOという分散型投資ファンドのトークン)が、投資先の可否の投票だったりのためにトークンを発行してましたね。配当に準ずるような機能もありました。 これに加え、実際の株式会社の株をトークン化するような動きも出てきているようですね。

Part 2 独自経済圏のトークン

主にTwitterで議論が上がるのはここです。ちょっと前までICOをやるプロジェクトとかが氾濫したりして、中にはトークンもですが雑であったりして議論の対象になりました。 よく議論の対象になるのは、「本当にそのトークン発行する必要があるの?支払いのためだけに新たにトークン作る必要ある?ETH(BTC)で作ったほうがいいんじゃないの?」ということです。 これに近いことを以前ビットコイナー反省会のEnigmaの回でカナゴールドさんが述べていました。(資金調達した方がよりサスティナブルである。という点も納得)

  1. トークンがあってもうまく回るなら、ICOでトークンを新たに発行して資金調達するのはアリ

  2. トークンがあった方がうまく回る(成長する)なら、ICOでトークンを新たに発行するのはなお望ましい

この判断基準は非常に良いと思いました。では1に該当するものや2に該当するものを考えていきましょう。

1に該当するもの

これは配当オンリーのトークンとかそうかなあと思ってます。そのサービスで利益をそんな出す必要とかはないですが、まああっても悪くはないよねって感じです。

2に該当するもの

2に該当するものは色々考えたのですが、やはりどこのチェーンにも属さない領域(経済圏?)を作りたいところでしょう。そのネットワークのMedium of Exchange(基軸通貨)として動かす機能を想定するのはありなのか?このあと触れていきます。

独自の経済圏とは何か?

例えばあなたが新たに会社を立ち上げたいとします。 そうした時、ある大企業がやってきて「その事業いいね!もしあれだったらうちの会社の株券で、あなたが今度立ち上げる会社の会社の経営とか判断できるようにしようよ!共通化すれば楽じゃん!1%あげるからさ!」と言われたとします。 この提案、運命共同体ならまだしもある程度独立してやっていきたいのであれば嫌に感じるのではないでしょうか?その大企業が傾いたら、自分のところも傾きますし。

日本で同じマイニングのアルゴリズムを使ってたLitecoinを使わずに、新たにLitecoinからフォークしてMonacoinができたことにもある程度そういった面があったのではないかと思います。あれこそLitecoinのリスク(開発者がどっかいくとか、攻撃されるとか)を負わずに、自分たちでやりたかったというのは、前の例に当てはまるのではないでしょうか。

もちろん独自の経済圏を築き、維持するのはとっても大変です。独自の経済圏を築こうとしているからって手放しにOKと言っているわけではないです。そういった気概を感じないのに、なぜかトークンを発行しているようなのは避けた方がいいと思います。

また、いくら独自にやりたいといっても、Ethereumのチェーンをそのまま使っているだけでは結局運命共同体ですから。なので、せめてPlasma Child-Chain、できれば独自チェーンであるくらいのやつようなやつじゃないと、2の条件には当てはまらないのではないでしょうか。 あと、今からこのモデルを取るなら、PoWとかじゃなくてPoSでガバナンスとかに関与できたりそうして報酬がもらえるパターンの方がいいかなとは思います。

まとめ

というわけで、以上になります。自分が感覚的に「このトークンモデルでは発行するのがアリかナシか」分類していたものが、少し文章化できたとおもいます。

一言で言ってしまえば、独自経済圏を築こうとしているプロジェクトのトークンモデルの判断基準は、「コモディディになれるか否か」に落ち着きそうですかねぇ…。