こんにちは、うどんです。最近は連載の方で忙しかったので、全く更新できていませんでしたが、3月中にあともう一つは更新したいと思ってます!
P.S. 9/27に、最新情報を反映した大幅追記と訂正を行いました!
公式サイト
Raidenって何?
RaidenはState Channel利用することで、Ethereumのペイメント機能における能力を大幅に拡張するものです。ERC20規格に準拠したものが、送受信できるものが対象になります。ETHはERC20トークンに1:1でペックされたWETHで送受信することが想定されています。このプロジェクトによる効果として公式は以下のものをあげてます。
- 取引手数料の大幅圧縮:3桁ダウンすることも?
- 取引の超速化:1秒以内
- スケーラブルなものに:参加者の数に比例して性能が良くなる
Raidenは「μRaiden、Raiden Network、Raidos」3つのプロジェクトを立ち上げています。それぞれ、どのようなものか見ていきます!
μRaiden
Raiden Network - Fast, cheap, scalable token transfers for Ethereum
μRaidenは2者間でのペイメントを拡張するものです。これも超速取引と手数料圧縮が可能になります。Raidenチーム側が想定しているのはDappsなど、1対多数のペイメントのユースケースを想定しているようです。取引所などでも同じようなことができそうですね!
こちらのデモを見ていただければわかるように、オフチェーントランザクションは1秒以内に済んでます!
こちらのμRaidenは、公式ホームページによると2017年9/27日現在、外部のセキュリティ監査を受けている状態だそうです。メインネットへの実装も間近のようですね。なお、テストすることもできるようなので、試してみてはいかがでしょうか?
Raiden Network
↑Raiden Networkの仕組み
Raiden Networkをざっくり言ってしまえば、μRaidenを相互接続してネットワーク化しようというものです。これにより、間接的につながっていれば、まるでバケツリレーのように資金が転送されるということになります。もちろん超速取引も可能です。
tomohataさんが実際にテストしています!
IoTへの応用のデモです。
Raidos
Raidosは、State Channelを一般化するためのサイドチェーン技術です。Raiden NetworkはERC20トークンの送受信に限定されていますが、Raidosはスマートコントラクトを使うことのできるチェーンを使用し、Ethereumの計算能力を拡張することを目指しています。この技術は、Ethereumのsharding技術と同様で補完的です。
Raidosは現在計画段階にあり、開発はまだ開始されていません。
Raiden 2.0という意味でもあるRaidosは、あらゆるスマートコントラクトを別レイヤーのチェーンで行う、Plasmaに似たようなことをやろうとしているようです。スマートコントラクトをEthereum本体に負荷をあまりかけることなくできるというのは魅力ですね!まだ構想段階だそうですが...。
Raidenの関連プロジェクト
raidEX
公式サイト:
raidEX - The decentralized exchange
raidEXはRaiden Networkを利用した分散型取引所です。アトミックスワップ機能も実装するんだとか。
Trustlines Network
公式サイト:
Trustlines Network | Trustlines landing page
"Ripple on Ethereum"を実現しようとするプロジェクトです。Raiden Networkを使用し、高速な(IOUを使用した)フィアットペイメントを可能にします。
ちなみに始めるのにETHは必要ないんだとか!
Raiden NetworkはEthereumのキラーアプリ!?
ETH厨としてはこれに期待するなというのが無理な話ですw これこそ暗号通貨の未来!(言い過ぎw)
そして、EVM系ブロックチェーンがRaidenでつながったりするかも!
それではまた!
参考になるリンク
Raiden Network ツイッターアカウント
BrainBot ツイッターアカウント
Trustlines ツイッターアカウント
参考になる記事
参考になる動画