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うどんのStackブログ

Ethereumとそのエコシステムについて学びましょう!

ERC20トークンが暗号通貨になる(かも)

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今回はちょっとしたコラムです。

Plasmaについて色々と考えてきたのですが、これトークンがトークンで無くなる自体が起きるんじゃないかなーと思ってます。実際VladさんやVitalikさんなどはERC20トークンの可能性について言及しています。

Plasmaで独自チェーンを持つ

Plasmaではブロックチェーンが階層状にツリー化するものです。一番の頂点であるチェーンはroot chainと呼ばれてます。(Ethereumを想定)そして子チェーンにETHやERC20トークンなどを持ってきて一つのチェーンを作り、そしてまたその子チェーンから孫チェーンが…。とこのようにSidechainを階層状に作ります。さらに、子チェーンに問題があった場合親チェーンに急いで引き出しできたり、親チェーンの演算処理を子チェーンに委託できたりなどさらなる相互運用性を搭載するとPlasmaのホワイトペーパーには記載されています。

すごいのはここからです。先ほどさらっとトークンを子チェーンに持ってきてなどと述べました。そうです。なんと子チェーンでトークン基軸のものが作成可能になるということです!さらにコンセンサスアルゴリズムはProof of StakeやProof of Work(White PaperではNakamoto Consensusと記載されてましたが多分PoWです。)など自由ということです。 これってさらっとやばいことが書いてあって、異なるシステムを持つブロックチェーンがEthereumエコシステム内で回るということです。「PoWのチェーンが好きだからそのチェーンに移る」ということもありでしょうし、「Casper PoSじゃなくてTendermintというPoSアルゴリズム使いたい!(実際Omise Goはこのパターン)」というのもありです。さらにそのチェーンの基軸通貨に、もちろんETHも可能ですが、ERC20トークンを採用するということも可能なのです。これこそトークンとETHの境目がぼやけてくるすごいことだと思います。もちろん相変わらずEthereum root chainでERC20トークンを作成可能なのはETHですし、トークンの移動にもETHがかかります。Plasmaが導入されても圧倒的存在感を放つでしょう。ですがトークンの持つ力もでかくなるでしょう。

EVMエコシステムの自己完結が可能に

これにより起こるのがEVMを搭載するチェーンの多様性を、究極的にはPlasmaを使うことで自己完結できるということです。

どのProof fo Work、Proof of Stakeを採用するか、全てのトランザクションの強制匿名化をするのか否か、などをETHやERC20トークンを基軸通貨に据えてできます。EVMを採用しているチェーンのバリエーションをETHやERC20トークンをそのチェーンの基軸通貨としたものを簡単に生み出せます。

独自root chainで行う優位性はガクンと落ちるでしょう。独自性を保ち差別化できるのは、アンチEthereum路線か、他のチェーンに影響されたくない一匹オオカミ的な路線をとるものくらいになるかもしれません…。

それではまた!